品種改良:個人育種家の西川公一郎が提供する園芸新品種と南米遺伝資源に関連するサイト

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2008年10月30日

ポットマリーゴールド

ポットマリーゴールドの育種がようやく進んできた。
ポットマリーゴールドはカレンジュラの別名で、アメリカで主に利用されている名称です。
私が育種しているポットマリーゴールド、まどかシリーズは今のところ一重しか販売されていませんが、様々な表現がようやく仕上がってきました。
ただ、どうしても譲れない、十分なうどん粉病耐性を得た個体を得るためにはもう一押し必要な段階です。
カリフォルニアでおこなった、耐暑試験の結果は思わしくありませんでしたが、うどん粉病耐性はオフィスナリスとは十分が違いがあるのでよい結果が得られると期待しています。

2008年10月22日

エクアドルに来て8ヶ月が過ぎようとしている

<初めに>
エクアドルに来てからもう少しで1年になります。
土壌改良から初め,水利権を確保する事から、永住権を取得する事まで初めての経験が思い出されます。
エクアドルは大規模な切り花農場がたくさんあるにもかかわらず思った以上にライフラインが弱く、頻繁に停電し、浄水も止まります。1ヶ月以上も浄水が止まることに驚きながら少しづつ環境を整えてきました。
まだまだ、整備途上ですがようやく何が必要で、どこで手入れる事ができるかが解ってきました。
ある意味、予定通り進まないことを予定していましたが、想定外のことが続き正直なところ予定通り計画が進んでいません。

計画を進める上で一番悩んでいるのが人材です。
途上国で農場を立ち上げる上で、これほどまでに人に苦しむとは考えていませんでした。
今まで日本でいかに恵まれた人材に支えられてきたかがよく解りました。
優秀な人材をいかにして確保し、教育していくか。

大きな組織でも小さな組織でも人材が鍵を握ると実感するようになりました。

<農場整備>
ようやく1段階目の畝による育種環境の整備が終わり、2段階目の鉢による育種環境の整備が始まりました。
灌水設備も全てやり直す事となり、貯水池も拡大する事となりました。
2009年にむけての準備として2008年はエクアドルで育種するための準備に大半のエネルギーを使う事となりました。

<エクアドルの切り花生産の紹介>
友達が増え農園同しのつながりが深まる中、日本のマーケットに切り花を売りたいので相談に乗って欲しいという話が頻繁にでるようになりました。特に主な出荷先のアメリカとロシア経済の減速が激しくなり、そのような機会が増えてきました。ここではそのような背景も含め、エクドルの切り花について少し紹介したいと思います。
エクアドルの切り花は品質を売りにしています。天候不順で加湿環境にあるコロンビアと対照的にエクアドルは気候面で有利です。また、切り花新興国のエクアドルは最新設備の浸透が早く、新品種の採用が進んでいるため、品質面ではすでにコロンビアを上回り、量の面でもすでにコロンビアの70%まで追いつき数年で上回ると言われています。
品質を重要視するエクアドルでは最新品種の売り込みが激しいのですが、日本の種苗会社についてもミヨシの品種がエクアドルに現地事務所を構えるBall社を通して盛んに売り込まれています。また、サカタのトルコギキョウ最新品種がすでに量産化されています。

また、単純な切り花生産のみではなく、ブーケ作りをおこなう農園が増えてきました。
農場でジャンの設置やラッピングが併せておこなわ、鮮度保持剤が加えられるため、生産されたブーケはアメリカ、ヨーロッパの量販店にそのまま並べられます。

すでにエクアドルの切り花生産は多様化の段階に入っています。各農場がどのようにして特徴を出すか、知恵を絞っています。
2mを超える長いバラを生産する農園や、自社で生産する品質保証済みのオーガニックチョコレートと切り花をセット販売する農園。育種部門を立ち上げ独自品種を提供する農園など多彩です。

<私が農場を設置したカヤンベの風景>
標高3000mのアンデス山脈の中にあります。日中は25度、夜は8度の気候が1年中続きます。
日本で販売しているバナナの20%はエクアドル産です。また、エクアドルは日本にエビを多量に輸出しています。最近では日本向けのカカオ(チョコレート)、コーヒーなどの生産量が増えてきました。
熱帯から寒帯まで幅広い気候を持ち、各地域は1年中変化しないのがエクアドルの特徴です。

2008年10月17日

土壌消毒

ようやく鉢による選抜の環境が整ってきた。
バスアミドがエクアドルでも入手できることが解り環境が整ってきた。
トレファノサイトが販売されておらず、除草手間の軽減手段としてさらに知恵を絞らなければならない事が解った。
ただ、考えてみれば、エクアドルは非常に日射が強い、太陽を利用した土壌種毒ができないか検討してみることにした。
培養土としても軽石をベースとした良さそうな物ができそうだ。
育種の2次選抜以降はどうしても鉢でおこないたい。
道が次第に開けてきた。

2008年10月12日

エクアドルの切り花生産

ヒペリカム.JPG 冷蔵庫.JPG

バラとカーネーションが有名だがアスター、かすみ草、リゴニューム、ヒペリカム、ひまわり、ユリ、デルフィニュームその他多くの品目がエクアドルで栽培されている。
路地で高品質なデルフィニュームが1年中収穫できるのだから、日本とは大きな違いだ。

2008年10月11日

エクアドルの切り花、ブーケ生産ライン

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エクアドルの切り花農場は、単純に切り花を多量生産す段階から、顧客の要望に応じてブーケを作成し、ジャンを設置する所まで進んでいる。
エクアドルから輸出された切り花はそのまま量販店の店頭に並べられる。日本にはまだ、ブーケの輸出はおこなわれていないがアメリカ、ヨーロッパ向けに多量に生産されている。

2008年10月 1日

エクアドル産カカオを利用したチョコレートとバラの組み合わせ

aguri choko.JPG エクアドルのカカオの品質が日本でも認められ初め包装紙にエクアドル産カカオ利用と書かれたチョコレートが流通しています。そのエクアドル産カカオを利用したチョコレートと切り花をセット販売する商品が提案され始めました。 熱帯から寒帯まで幅広い気候を1つの国の中に持つエクアドルならではの提案です。 バラの生産地カヤンベからカカオの生産地サントドミンゴまでは車で3時間の距離にあります。カヤンベとサントドミンゴの高低差は2500mありますので別世界です。